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2008年09月21日

ほんと歴史はクリカエス

ろくでもない出来事ばかりが見聞される今日この頃、暇さえあればC.G.ユングを読んでいる。とはいえ、その暇も今のところ余り無い。なにせ農繁期でもあるので、ここぞとばかりにせかせか働いている。疲れた身体を寝床に放り込んでユングを読んでいると、何とも言えず気持ちが落ち着いてくる。ちなみに今読んでいるのは『現在と未来』。ここ数ヶ月、こればかりを何度も何度も読んでいる。

自民党総裁選は、名ばかりが知られた泡沫候補たちと、「国民的人気を誇る」本命候補による出来レース状態であると新聞にはある。歴史はクリカエスノデアルナア・・・、と安倍さんの顔を思い浮かべながら嘆息する。「国民的人気」とはすなわち「これといった理由もない、なんとはなしの、単なる雰囲気に過ぎない人気」ということだと私は考えるが、自民党の人々はその程度の、埒もない人気者にあやかろうとゴチャゴチャやっておられるのだそうである。実体の伴わない「国民的人気」に賭ける自民党議員と、実体の伴わない(過剰に抽象的な)マネーゲームとその破綻とが、私の目にはだぶって見えてしようがない。巨大投資会社の破綻の次には、自民党の衆院選惨敗と下野というニュースが飛び交うことになるのだろうか。ありそうなことだ。

一口に国民的人気といっても、オリンピックの金メダリストやメジャーリーグのイチロー選手に向けて言われる「国民的人気」と政治家に向けられた「国民的人気」とは全く似て非なるものであることは、恐らく多くの人々の感じるところであると思うが、なぜだかそのような言に接したことはそれほど無いような気がする。

”政治家と人気”に関して言えば、ヒトラーだってムッソリーニだって当初は「国民的人気者」であったというちょっとした歴史的事実を知る者なら、「人気」というものが如何にあてにならないものなのか知らないはずはないだろうに、我が身かわいさ票欲しさ目先の欲得目当てから人気者に群がる(一部の)自民党議員たちは、もう見るも無惨と言う他はない。ただ、それでも私は、衆議院選挙を間近に控えた今だからこそ、「イツソノコト麻生サンニ早イトコロ政権ヲ取ツテモライタイモノデアルナア」と思っている。

と、そんなこんなを考えた後には、ユングの一言々々がまことに溜飲の下るものに思われるのでありました。



posted by UBSGW at 22:32 | Comment(2) | TrackBack(0) | 時事問題>(政治) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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